朝起きたら断水していた。トイレも、洗面台も、キッチンも使えない。慌てて管理会社に電話すると、すでに何件か問い合わせが来ていたらしく、対応中であるとの返答が返ってきた。3時間ほどして再び水が出るようになり、また普段の生活に戻った。
災害のニュースは季節柄珍しいものではなく、「大変だなあ」くらいの距離感のものが多かったが、いざ当事者になると何とも心もとない。今回は水だけが出なくなり、電気もガスも使えたけれど、もしもに備えなければと痛感した。
防災グッズは正直何をどこまで揃えたらいいのかわからない。セットで売られているものや自治体でリストが配られたりはしているが、本当に要るんだろうか?管理はどうするのだろうか?とつい面倒になっていた。この本では、かなり実用的な防災グッズが紹介されている。写真付きで、普段の収納例も載っているので生活に取り入れやすい。また、夫婦、子供二人と犬一匹(※犬の防災については特に言及はなかった)という家族単位なので、どれくらいの量を用意するかの参考になる。著者自身が2018年の大阪府北部地震を経験しており、インテリアも防災の観点を取り入れてレイアウトしているので、そのあたりも見習える。
水、ライト、簡易トイレセット、非常食くらいの知識しかなかったが、追加で準備しておきたいものをメモしておく。
・文具セット
ハサミ、ボールペン、油性ペン、マスキングテープやガムテープが役立つようだ。子供がいる筆者は加えて折り紙を準備しているそう。ちょっとしたメモや連絡、印をつけるときになくてはならない者ばかりだ。
・防刃手袋と軍手
作業用に使えるほか、防寒用にも使える。地震などで食器やガラスが割れれば片付けもしなければならないが、すぐにお店で買えるとは限らない。けがをしないためにもあった方がよさそうだ。
・歯磨きシート、ボディーシート
断水を経験して分かったが、歯磨きには意外と水を使う。普段ざばざば使っているのもよくないのかもしれないが、口をゆすいで歯ブラシを洗って、口周りをすすぐとなかなかの消費量になることが分かった。ボディーシートについては夏場は特に汗で肌がべたつくので必須だろう。
・現金(小銭)
普段カードや電子マネーで買い物をするため、現金の持ち合わせがほとんどない。停電した時にはもちろんカードは使えないし、公衆電話や自動販売機にも使える。意外と準備できていない。
運用で取り入れたいこともメモしておく。
・冷凍庫にものを入れておく
冷凍食品をあまり食べないので冷凍庫はすかすかだけれど、冷凍しているものが多い方が保冷効果が高く、停電時にも持ち時間が長くなるらしい。おいしい冷凍食品やレシピを開拓しよう。
・賞味期限の長い食品でローリングストックする
非常食はおいしくないというイメージが強い。普段食べないものが多く、高い。普段食べるものでも賞味期限が半年から一年以上のものは結構ある。普段食べるものの中からストックするものを選び、食べる→買い足すのサイクルを回しながら非常食としよう。
・収納場所にラベルをつける。
どこに何があるか、どこに何を収納すればいいか定位置を決めておく。自分以外の家族がすぐに防災セットにアクセスできるように、どこに何があるか探し回らなくてもいいようにしておこう。
もしもは突然やってくる。できることはやっておこう。
