Mikatsuの本棚

本を読んだ感想など書いています

ノンフィクション

読書で世界旅行#14 ウクライナ 明日、戦争になります

前からそれとなく不穏な空気はあった。 それでも平和な日常は続いていた。 そして今日、爆発音とともに日常が揺らぎ始める。 明日、戦争になる。 ウクライナから来た少女 ズラータ、16歳の日記 作者:ズラータ・イヴァシコワ 世界文化社 Amazon メディアを通…

原点に帰る

リンゴは農薬なしには育たないという常識を疑い、無農薬でリンゴを栽培しようとした農家がある。 リンゴの木が虫や病気に蝕まれ、花さえつかない年が続き、家族で極貧生活を送ることを余儀なくされても不可能への挑戦を続けた。そして必死に模索した結果、た…

読書で世界旅行#10 アメリカ 先生

10という数字はきりがいい。そんな記念すべき10か国目はアメリカになった。しかも洋書で読んだ。今年から読書で世界旅行を始めて、1月にこの本を読み始めて、5カ月かけて読み終えた。感慨深い。 Tuesdays With Morrie: The most uplifting book ever written…

読書で世界旅行#9 イギリス 小さな命

日本で手に入るイギリス人作家の名著は数え切れないほどある。古典やファンタジー、映画化したものもある中で、この本に目が留まった。なぜなら表紙の絵が好きな作家、酒井駒子さんのものだったからだ。そして訳者は梨木香歩さん。こちらも好きな作家さんだ…

今日、幸せ?

効率よく考えるのであれば、生まれてすぐ死ねばいい。 人はいかに無駄な時間を楽しむのかっていうテーマで生きてるんだよ。(p.7) 現代はコスパ(コストパフォーマンス:費用対効果)、タイパ(タイムパフォーマンス:時間対効果)を重視する風潮がある。 生き物…

読書で世界旅行#5 スウェーデン 旅に出る理由

旅行に行くのが好きだ。 国内でも国外でも(国外にはもっと行く機会とお金があればいいのだけど)、長期間、頻繁にというわけにはいかなくても、日常から離れて、自分のことなど誰も知らない場所でその土地をぶらつくのがとても楽しい。その土地の名産品を食べ…

読書で世界旅行#2 韓国 無意識の差別

韓国旅行した知人が「パラレルワールドみたいだった」と言っていた。 街並みは日本にとても似ていて、人も物も親しみやすいものばかり。言葉だけが違うように思えた、と。 この本を読んで、差別に対する考え方や政治・司法についても近しいものがあると感じ…

車両清掃の裏側

新幹線に乗っていて、汚いなと思うことがまずない。 在来線も特に汚れてはいないけれど、誰かの置いていったペットボトルやこぼしたジュースの跡くらいはある。 新幹線に乗るのは長距離移動する客なので、もっと飲み物のごみや忘れ物も多いはず。 新幹線がき…

自然と人間

生態ピラミッド(食物連鎖のピラミッド)の中で、人間はどの位置にいるかという質問に対して、最上位にいると思っている人がわりといるらしいと最近知った。 説はいくつかあるようだが、生態ピラミッドの最上位は肉食動物なので、人間はどうだろうか?肉は食べ…

メイクするなら楽しく美しく

YouTubeで大変身動画を見るのが最近趣味(?)になってきています。 メイク、ダイエット、トレーニングなど、人って変わろうと思えば変われるんだなと元気をもらえます。 特に衝撃的だったのがGYUTEA(ギュテ)さんのメイク動画。すっぴんから、まるで整形でもし…

必ず発表の場を持つ

SNSか何かでシュールな自撮り写真を撮るおばあちゃんを見かけた 物干しざおに干されている写真だった 調べてみると72歳でカメラデビューし、 フォトショップ、イラストレーターを駆使して 自撮りをはじめ数々の作品を発表しているそう 94歳、自撮りおばあち…

タクシードライバーぐるぐる日記

普段はタクシーにはあまり乗らないですが、 たまに乗るとドライバーさんにもいろんな人がいるなあと感じます ドライバー視点から見てもそうなんですね タクシードライバーぐるぐる日記――朝7時から都内を周回中、営収5万円まで帰庫できません 作者:内田正治 …

捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ

「たべものが一番の環境問題」 現在日本では年間約612万トンの食品ロスがある 換算すると東京ドーム約5杯分(個人的にはいつもそれがどれくらいなのかわからないですが、わかる方はわかるかと) 食料供給の約62%を輸入で賄っているのに大量に捨ててしまうのは…