Mikatsuの本棚

本を読んだ感想など書いています

人生をデザインする

「先行き不透明な時代」なんて言葉を聞くと無駄に不安な気持ちになるけれど、あなたの人生はこうなって、今後時代はこうなって、こういう仕事をするようになって、こういう人と結婚して、子どもはいなくて、こんな事件があって、何歳ぐらいでなくなるよ、なんて先行き透明でも嫌だなあと思ってしまう。

 

台風の影響でステイホームしていたら、人生について考える時間になっていた。

人生についてなんとなく受け身になっている、なんとなくあきらめている気になっていたけど、この本を読んだらまだまだやりたいことが自分の中にあることが分かった。

 

 

デザインする人は、一つのアイデアではなく何通りものアイデアとプロトタイプを出す。絶対的な正解のない「不透明」な状態を前提として興味のあるものを観察する。アイデアを実行し、視点を変えたり別のものと組み合わせたりしてよりよいものを作り上げていく。

 

自分の人生をデザインするのは自分自身。一つ以上のアイデアを出して今後の人生をどうしたいのかを考えるのによいツールだと思った。

 

本書で好きな表現を見つけたので紹介。

わたしたちが人生でおこなうほとんどのことは、

・有限ゲームー勝利するためにルールに従ってプレイするゲーム

・無限ゲームー永遠にプレイしつづけるためにルールをいじっていくゲーム

のどちらかに分類される (p.272-273)

資格試験に合格することは有限ゲーム。

人生を楽しむのは無限ゲーム。

 

最近はこれは有限ゲーム、あれは無限ゲームだなと分類して遊んでいる。人生というゲームを楽しくプレイしたいので、これからどんどんルールをいじっていく予定にしている。