Mikatsuの本棚

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厄介な隣人

ゴミの日(特に可燃ごみ)はいつもより周囲に気を配る。

夏は生ごみが匂う。魚の骨や果物の皮が入っていると一時間でも早くおさらばしたいと思ってしまう。

ゴミ捨て場につくと、まずすでに出されているごみの山と設置されている網を確認。

ゴミの山が崩れないようにそっと持ってきたごみを潜り込ませて、簡単にめくられないように網をかける。ブロックや水の入ったペットボトルの重しを適当に配置する。

厄介な隣人はこの時点でそわそわとこちらの様子をうかがっている。

そう、カラスだ。

 

日本でカラスを見たことがないという人はいるのだろうか?

基本的に人間の住んでいるところにはいるような気がする。

真っ黒でそこそこ大きくて、「カアカア」「グワーグワー」と大きな声で鳴く鳥。何十羽も集まっているとなんとなく威圧感がある。

ゴミをあさって散らかすので、嫌っている人もまあまあいるのではないだろうか。

 

個人的にはカラスは結構好きだ。艶やかな黒い羽根はきれいだし、地面をスキップするように跳ねているときはかわいいと思う。

かなり身近にいる割には、スズメやメジロのように寵愛されていないように感じていたが、カラスについての愛を叫ぶ一冊があったので飛びついてしまった。

 

カラスは意外とビビりで、ちょっと間抜けな一面もあり、知れば知るほど興味深い。

一応食べられるらしい。おいしくはないようだ。食べてみる人間がいたことに驚いた。

 

結局カラスがゴミをあさると憤っても、原因は人間にあるんだよなあ。

カラスはかわいい。