Mikatsuの本棚

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心も掃除しよう

毎日暑く、仕事が忙しい。

最近担当する業務が増え、「初めまして」の人が増え、新しい人間関係が築かれていく。

疲れる。

今の仕事が嫌いなわけでも、人間嫌いというわけでもないのだけれど、一人で過ごす時間や集中して仕事する時間が減ると、すごく疲れてしまう。

心の掃除時だ。

 

忙しくなると余裕がなくなり、視野が狭くなってしまう。

苦手だと思う人や、何かと頼ってばかりいる同僚と話さなければいけない日の終わりは、なんだかもやもやしたまま帰路につく。

そんな時ありません?

 

自分は「心の掃除」が下手な方であると自覚している。

ただ、以前の自分と比べて「こうあるべき!」の思考に陥らなくなったのは斎藤茂太先生のこの本に大いに助けられたからだと思っている。

 

「頑張ること」について、頑張ったことそれ自体は報われても、その裏で何か大切なものを犠牲にしたり、自分に負荷をかけすぎて体を壊していては幸せとは言えない。60点主義で、休み休みやることが大切だ。そしてその頑張りはいいことなのか、必ず必要なのか、時には立ち止まって見直す方がいいだろう。

 

「相手は変わらないこと」について、他人の性格など、自分がどうこうしたところで変わることはない。攻撃したり勝手に失望したりしていないで、距離を取ったり、「ロボットモード(相手に感情的にならず機械的に接する)」策を取るのがいいだろう。どうしようもなく腹が立つときは、紙にさんざん悪口を書いて、破り捨ててしまうのがよいそうだ(先生もこれをやるのだとか)。SNSに愚痴らない方が後々後悔せずに済む。

 

「自分で自分を愛すること」について、○○があれば幸せ、△△と付き合えたら幸せという条件は、満たしても案外幸せを感じられない。自分は何が好きで、何をしているときに充実感をもつのかを知り、自分なりの美学をもって生きたい。自分の嫌いな部分ももちろんあるが、そこばかりに目を向ける必要はない。

 

時々こうやって心の掃除をするけれど、この本を読むタイミングが違えば、気になる心の「汚れ」が変わっていたりするので、前とは違う掃除方法を試してみている。