Mikatsuの本棚

本を読んだ感想など書いています

30代にしておきたい17のこと

こうすれば人生は成功するとか

こうすれば幸せになれるとか

「正解」はないものですが

先人のアドバイスを参考にしてみるのはアリだと思っています

 

 

『30代にしておきたい17のこと』

本田健 著

 

 

20代編はこちらです

 

著者の前作の続きが気になり手に取ってみました。

この本は筆者自身の経験と、人生の先輩方に聞いた「30代でしておけばよかったこと」が詰まっています。

 

著者曰く『20代にしておきたい17のこと』が出版されて、20代ではない多くの読者からも反響があったのだとか。

 

「〇〇歳までに△△すべき!」みたいな論調はいまだに至る所にあるわけですが、生物的限界とか法に触れるとか、何かの制約によってできないとかでなければ何歳で何してもいいと思っています。

 

20代でできなかったことを30代でやってもいいし(著者は企業などは30代でやるのがいいと言っています)、20代で30代でしておきたいといわれていることをやってもなんの問題もないわけです。

 

この本を読んで、「もっと早く知っておきたかった」と思うこともありますが、知った「今」こそが人生で一番若い日です。

もとよりこの本は著者が30代でやっておきたかったことの集約されたものでもあります。本なら嫌気がさしたら閉じてしまえばいいし、先人のアドバイスが知れるのはとてもありがたいです。

 

特にメモしておきたい事項を3つ書きます。

 

★大好きなことを仕事にする

よくある言葉ですが、改めて大事だなと思います。

新卒の頃から、いろんな理由を並べて仕事をしていましたが、よく身体を壊していました。

しんどいなと思うことを続けても、結局しんどいままなんですよね。

今は副業にも寛容になって来ている時代なので、30代のうちに(できるだけ早いうちに)大好きなことを見つけて仕事にしていくのは人生を左右する結果をもたらすと思いました。

 

★両親とお別れできる準備をしておく

18歳で大学進学して家を出ると想定します。

生まれたばかりの時はもちろん記憶にないことがしばしばですが、親と過ごせる夏って多くて18回なんですよね。

18回ってどう思います?個人的には「あれ?それだけ?」というのが感想です。

 

親が自分を産んだ歳になった人は、自分がいかに至らないか実感した人もいるかも知れません。

そんな歳で親は親をやっていたんだなと気付けるのが、20代から30代ですが、親が高齢になってくるのもこの頃です。

 

家を出てしまえばあと18回も一緒に夏が過ごせるかどうかわかりません。

話したいこと、聞きたいことはそろそろしてしまう方がいいかも知れません。

 

★年齢の離れた友人を持つ

仕事をして、もしかしたら結婚して、もしかしたら子供がいると、友人がうんと減ってしまったことに気づくかも知れません。

 

特に新型コロナウイルスの蔓延で、気楽に話したり出かけたりする機会もずいぶんなくなってしまいました。

ですが、同年代だけでなく歳上、年下とも関わり、友人になれる人を見つけるのは今後の人生の豊かさに影響する、と筆者は言っています。

 

友達になれる人はそうそう見つからないので、個人的にこれは特に頑張りたい項目です。

 

人生の先輩が身近にいないと思っている方に、おすすめの一冊です。