Mikatsuの本棚

本を読んだ感想など書いています

ゆるく考えよう

「頑張る」という名の思考停止状態から一歩外へ出てみると

もっと楽に生きていける

 

人生が100倍ラクになるってとても惹かれる。

ニュースを見ていて、物価上昇とか経済低迷とか、「若者は~」「子供が~」とか見るたびに世知辛い世の中だなあと思ってしまう。

 

いつだったか海外経験のある友人が、「日本は「こうあるべき」って型がありすぎなので、日本の外に出ると楽ですよ」と言っていたのを思い出す。

・部活や仕事があってなくても簡単にやめる「べき」じゃない

・将来のために大学には行く「べき」

・いい親である「べき」

他にも結婚す「べき」とか、子供を持つ「べき」とか、親世代や上司とのジェネレーションギャップみたいなものもよく聞く。

 

もちろん自分の信念があって、こういう「べき」とされていることに抵抗もなく楽しく生きているのであればいい。

だけどなんとなく親や周りから「べき」生き方のプレッシャーを受けているのなら、そしてそれ以外の生き方に迷っているのであれば、「べき」思考から外れてみる考え方は知るだけでも気分が違うと思う。

 

「日本は○○がだめだ」みたいなテーマも、時間がかかるが改善することもあるし、海外だってもっとだめだとわかることもあるし、そもそも今個人の努力で解決しないことをただ思い悩んでも意味ないなあ(楽しくないなあ)とこの本を読んで思った。

 

似た話で、この本にはよく「分相応」というワードが出てくる。

自分の身の丈に合った暮らしや楽しみをしましょうということなのだけれど、際限のない贅沢を夢見たり、ローン組んで買い物したり、無理に私立の学校に子供を通わせたりというのは分不相応ということらしい。

 

読めば読むほど自分がいろんなものに縛られていることが発見できる面白い本だった。