Mikatsuの本棚

本を読んだ感想など書いています

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

復讐者たち

以前読んだ『殺し屋、やってます』がおもしろかったので、同じ作者の別の本を読んでみた。 風神館の殺人 (PHP文芸文庫) 作者:石持 浅海 PHP研究所 Amazon (あらすじ) とあるベンチャー企業の経営幹部に復讐するため集まった10人の男女。計画的に事を進め、ま…

歯車の一つとして生きる

なんとなく苦手意識をもって読んでいない本が多すぎる。きっと今なら読めそうだというタイミングでそういう本を読んでいこうと思い手に取った。 コンビニ人間 (文春文庫) 作者:村田 沙耶香 文藝春秋 Amazon (あらすじ) 幼いころから「普通」になじめない主人…

人生はクソゲー

「人生はゲームだと思って楽しもう!」みたいなことを言っている人を何度か見たことがある。大体成功者で、その時はああそうかと思った。それとは反対の世界で一番好きな言葉が「人生はクソゲーだ」という筆者の意見に興味がわいた。 人生がクソゲーだと思っ…

副業、殺し屋

副業、殺し屋。依頼報酬650万円。受付係、連絡係、実行係の3人で構成。依頼人と会うのは受付係のみ、受付係と実行係の素性を知っているのは連絡係のみ。科学実験の二重盲検法に似たシステムを導入し、依頼実行後の報復や通報を避け、確実に職務を全うする。 …

久しぶりに読んでみれば

一度読んだきりの本を久しぶりに読み返すと、いつも予想を超える驚きに見舞われる。(p.16) 苦手だと思っていた作者の本を久しぶりに手に取ると、とても気の合う人と話している気分になった。 とにかく散歩いたしましょう 作者:小川 洋子 毎日新聞出版 Amazon…

小さな支え

中年のサラリーマン、若い漫画家、ひょろりとした高校生、おしゃべりな歯科医、中小企業の社長、おかまのママ、普段の生活で出会うことのなさそうな登場人物たちが、ジムのトレーニングスペースという場所でつながり、人生を交差させる物語。 大事なことほど…

三十一音の世界 その3

木下龍也の歌集『オールアラウンドユー』をジャケ買いしてから、時々歌集にも目を向けるようになった。歌集のタイトルには引き付けられるものが多い。新しい歌人を発見した。 しかし世界はあなたではない 作者:宇野なずき Amazon いつものごとく勝手に鑑賞文…

覚え違いタイトルがおもしろすぎる

受賞作や映画化した本のタイトルをあちこちで目にすることがあるけれど、いざその本や作者名を図書館や本屋で探すときにうまく思い出せないことがある。そんな人がいっぱいいて、思わぬ作品や作者が生まれてしまうのがおもしろすぎる。 100万回死んだねこ…