「ドーナツとお金、どちらが価値があるでしょう?」
お金じゃない?ドーナツでお茶は買えない。今ドーナツは食べたくないし、お金は腐らない。お金があれば後でパンが買える。
「では今、あなたは空腹です。近くに食べ物を買えるようなお店はなく、移動もできません。ドーナツとお金、どちらが価値があるでしょう?」
ドーナツでしょ!
お金とは何か?なぜ社会にお金が持ち込まれたか(貨幣経済とは)?お金のやり取りの意味することは?貯金に意味はあるのか?
こんな疑問に答えてくれる一冊があった。
小説になっていてとても分かりやすい、かつ誰もが使うお金について、経済、社会について考えさせられる良書だ。教科書に載せたほうがいい。
この本は、現代社会(を生きている自分)はお金に過度な期待と幻想を抱いているのかもしれない、と気づかせてくれる。お金の価値は政治や社会、個人の価値観が変わるだけであっという間になくなってしまうものなのだ。これは怖い。
もちろんこれを読んだからといって貯金をやめたり、「お金に価値はない!」と触れ回る気はないけれど、お金に使われない生き方について模索するようになった。
まだ消化できてない部分があるので、もう一度読もう。
