Mikatsuの本棚

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気にせず生きる

メンタルが強い有名人といえば、「ひろゆき」を思い浮かべる。ネットで炎上していても、中傷ともとれるコメントを受けても、どこ吹く風という様子で飄々としている。周りを見下しているようにも取れるが、どうやら本人も「見下しモード」で周りを見ているらしい。そして、「メンタルの強さ」は学習可能なようだ。

ひろゆき流「気にしない生き方」には、職場の人間関係、他人とのかかわり方、SNSとの付き合い方、お金の価値観、日本社会での生き方など、それぞれの場面で著者がどのように考えており、どうやって「気にしない」状態にするかが説明されている。

「他人と賢く距離を置く」の項目では、苦手な人に対しては人としてみなさなさず、動物として見ること、その人の存在が自分にとってどれくらいメリットがあるのか見極めることをすすめている。もしたいしてメリットがなければ、誠実に対応する必要はない。「いい人」でいることは余計なコストがかかりすぎる。

「自分にも期待しない」の項目では、他人はもちろんのこと、自分にも期待しないでおくことをすすめている。自分の努力でどうにかできる範囲は必ずしも広くない。「人生そういうもんだ」という姿勢でいることでかなり気持ちがラクになる。スキルやキャリアについても流行りや一貫性ばかりを追い求めず、自分に合っているか、環境は生きやすいかも基準に入れることが重要だ。

「やる気を持続させるテクニック」の項目でも、自分に期待しないという考えが反映されている。自分は計画的にコツコツできるタイプでないのなら、「自分に甘い条件」を作って、だますくらいの気持ちで自分をコントロールすることをすすめている。

「心配事が消える考え方」はこの本の中で一番参考になった。ふいに不安に襲われたり、過去の失敗を思い出したりするようなとき、その心配事が起きたときに具体的にどんな損失があるのかを考えてみる(たいてい大したことない、もしくはリカバリー可能なことに気づく)、思い出したときのリアクションを決めておく(アクションの方に意識を向ける)といいようだ。余計なことを考える暇をなくすことで、心配事のループから抜け出す。

賛否両論あるだろうなと思う意見も多かったけれど、気持ちをラクにして生きていくために自分をいかに誘導し、コントロールしていくかという考え方が新鮮で、かつ実践しやすいアドバイスが多いと感じた。