主人公が絶え間ない努力で強くなっていくストーリーは人気で、
受験に失敗したり、賞に落選したのは自分の努力が足りなかったと思いがちで、
「努力は無駄にはならない」という言葉にうなずく
そんなことありませんか?
いつの間にか陥っていた努力信仰をぶっ壊す本がありました。
本のタイトルは「努力不要論」です。
かなりのパワーワードに驚く。
「努力不足だ(った)」
上司でも先生でも自分自身でもよく使う言い訳ですよね。一度は聞いたことがあるはず。
「努力があったから成功できた」
努力した人が成功しているようなストーリーはフィクションでもノンフィクションでもあふれている。
「努力したことは無駄ではなかった」
誰もが思っていたい。
なのに科学的なアプローチから努力信仰の無駄や矛盾をついてきます。
もちろんこの本は目標に向かって行動を起こすことを揶揄しているわけでも、成功者が何の努力もしていないということを言っているわけではありません。
ただ努力は報われると信じて、努力することが目的になっている、無意味な努力で苦しんでいる人たちに向けて書かれています。
努力でなんでもできるわけではないことを、歴史上の人物や芸能人などの例を挙げて簡潔に説明されています。
この本を読んでから、仕事や試験勉強に行き詰ったときに「無駄な努力に一生懸命になってないか?」と立ち止まれるようになりました。
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