自分の生まれ育った国では当たり前のことでも、外から見ると非常識だったり不思議がられたりすることがある。
「なんでそうなの?」と聞かれても、答えに困る。
海外のことで「なんで?」と思うこともある。
例えば、アメリカはどうしてあんなにも銃による被害が出ているにもかかわらず日本のように銃を禁止しないのか?どうして時間通りに電車が来ないのか?など。
日本の外に出てみて初めて気づくこともあれば、海外メディアを通して気づかされることもある。
この本はファイナンシャルタイムズ、ニューヨークタイムズ、エコノミストなど、海外メディアが記事にした日本の「不思議」の翻訳版がまとまっている。
日本の「不思議」とは
・働きすぎなのに生産性が低いこと
・オリンピック銀メダリストが会見で謝罪すること
・男女賃金格差が縮まらないこと
・自殺率が高いこと
・老舗企業が多いこと
・若者の投票率が低いこと
などがあげられる
実際のデータと記者独自の考察で日本の「不思議」を解明していく記事は、自分は本当に日本人かと考えさせられるほど知らないことが多かった(勉強不足、世間知らずなのは大いにありうるけれど)。
また、あまりにも常態化している社会現象などは、疑問すら持っていない問題もあった。
「当たり前」を疑い、外にも目を向け、変わりたいところ、変えたいことに対して行動する必要性を感じた。