Mikatsuの本棚

本を読んだ感想など書いています

論理的にダイエット

夏が近づくとダイエットを意識し始める。そこでダイエット本をあさりに行くのだが、ダイエット本を見始めるときりがない。

「○○を食べてやせる」「××式ダイエット」「△カ月でマイナス□□キロ!」「やせたければ※※をしろ」など、どれも成功者(著者など)のエピソードと食事メニュー、運動メニューが満載で、本の中では最後はみんなやせている。

自分の意志が弱いのを棚に上げていうのは何だけど、長く続かない。。。食事に飽きたり、運動習慣がつかなかったり(体力的にキツイ、まとまった時間が取れない)、カロリー計算がただの作業になったりする。でもやる気はあるつもり。

途方に暮れていたところ、読み物としても面白そうなダイエット本があったので読んでみた。

 

レーニングとは縁遠い自分は知らなかったが、筆者は著名なトレーナーで、Tarzan(引き締まった人の表紙の雑誌ということだけ知っている)の監修もしているらしい。

 

トレーナーと聞くときついトレーニング中心のダイエットかと思いきや、ダイエット(※体脂肪を減らすこと)の中心は食事にあるとのこと。ウォーキングやランニングがダイエットにほとんど効果がないという(これには少しショックを受けた)。また「ロジカル」な視点をもとに世に出回るダイエットの効果を辛口評価している。

トレーナの食事と聞けばプロテインや鶏むね肉にブロッコリーか(偏見すみません)と思いきや、プロテインは特に勧めておらず、日々のごはんのお代わりをやめる、最初はコンビニ飯でOKなど、甘すぎるのでは?とこちらが不安になるほどだった。

しかし、これは計算をもとにした根拠のあるダイエット法で、なんかできそう!と思えてきた。

重要なのは、大きく分けて2つ。なりたい体重と現在の体重のカロリー差を知り、なりたい体重のカロリーで食事できるようになること。筋トレや有酸素運動(ジムに行く必要のない範囲)による体力づくりでやせる素地を作ることだ。

ただ注意すべき点は、即効性のあるダイエット(※体重が減ること)ではないこと。最低3カ月は準備期間として必要になる。食事や運動を習慣化することで目標体重、体型を維持することがゴールになる。

なので健康に気をつけたいし体力をつけたい人にお勧めしたいダイエット法だ。