Mikatsuの本棚

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週末で世界一周

世界一周をしたいと思ったら、まずお金を貯めて、仕事を辞めるか長期休暇を取って。。。と考えると夢のまた夢のように思える。

でももしこのような世界一周の定義を変えられたとしたら?

著者の東松さんは、サラリーマンを続けながら週末を利用し、12年間で85か国204都市を巡った。日本への帰国はトランジットとみなして、仕事を辞めることなく世界一周の夢をかなえたのだ。さらにガイドブックに載っているような有名観光地では物足りず、言語も通じないローカルな地域で現地の人の家で食事をしたり踊り狂ったりした。好きな芸能人が旅行記事で訪れた土地を訪れてみた。リーマントラベラーとしての活動はかの有名な地球の歩き方が旅のプロに認定するほどになった。そんなユニークな旅行記とリーマントラベラーになるに至った経緯がつづられているのがこの本だ。

 

夢があっても、お金や年齢や仕事などできない理由があれこれあって、夢は夢で終わらせがちだ。だけどもしその夢への道筋を少し視点を変えて探してみれば、意外とかなえられるのではと思わせてくれる本だった。

 

前に読んだ何かの本で、「人生は自分の好きなようにルールを変えて、ずっと遊べるゲームだ」というような言葉があったことを思い出した。まずはどうにかならないか考えてやってみる。