11月から茶道を始めた。
正座が続かず、すぐに足がしびれる。先生や他の生徒さんが正座で談笑やお点前をする中、感覚のない足を引きずりながら座椅子に手を伸ばしている。
こんなことで大丈夫だろうかと不安になる。
茶道は本来テキストで勉強するものではないのだけれど、茶道にまつわるいろいろに興味がわいてきて、家元が初心者向けに書かれた本もあったので読んでみた。
茶の湯のイメージはどんなものだろうか。
畳、着物、お抹茶、正座、作法がこまごましているなどだろうか。
以前読んだ「日日是好日」の映画を見た人もいるかもしれない。
この時も書いたけれど、茶道は掛け軸や茶花、季節のお菓子など、日本の季節の移ろいや日々の変化を感じ取り、小道具や空間に取り込んでいる。そんな空間で一服のお茶を点て、お客をもてなす。稽古を通じて素人なりに気づいたのは、これに茶器の知識や生地の柄、書道なども関係してくる。とても奥深い。
この本では作法も写真で説明してくれているが、やはり師の下で見よう見まねで稽古をつけてもらう方がよいようだ。先輩方の流れるような所作も学びになる。
まずは足のしびれない座り方をマスターしなければという情けない状態だが、競うものではなし、型の習得に努めようと思う。
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