スクリーンタイムで1週間にどれくらいスマホを見ているか確認したら
1日平均5時間半だった
この本を読んだ後だったので、なおさらぞっとした
人類の文明の発達、技術革新のスピードはすさまじい。
インターネットが世に普及して、おおよそ誰もが手にできるスマートフォンのおかげで、家から一歩も出なくても仕事も娯楽も買い物も可能になった。
何万キロ離れた友人とも画面越しにチャットや電話ができるようになった。
SNSのおかげで、世界中の様々なアイデアや人々の生活を垣間見れるようになった。
もはやスマートフォンがない生活など考えられない人もいる。
スマートフォンを家に忘れてきただけで、その日一日落ち着かなかった経験をしたことのある人もいるかもしれない。
スマートフォン依存は、今や世界的に危惧する課題になってきている。
というのも、どうやら人間の脳や遺伝子は10万年前の人類とさほど変わらないらしい。
当然スマートフォンやITの発達スピードに人類はついていけていない。
なぜ人はスマートフォンにこうまでも「依存」し、それによって人にどのような反応を及ぼしているのかをこの本では詳しく説明してくれている。
多くの精神医学・心理学研究によって、スマートフォンの普及と人々のメンタルヘルスの悪化、集中力の低下の関連性がわかっている。
SNSなどのサービスは、脳の報酬系の仕組みを巧みに利用し、ユーザがサービスから離れられなくなるようなプログラムを施しているという。
スマートフォンやSNSに長時間触れる人ほど、睡眠時間の減少や集中力の低下、自分に自信がなくなるなどの傾向がみられており、多くの便利さを提供する一方、スマートフォンは人類の健康を損なっている可能性が示唆されている。
驚くことに、IT企業のトップはスマートフォンやSNSの利用に慎重な姿勢を見せていた。
スマートフォンの生みの親、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツは自分の子供に対しスマートフォンの利用を厳しく制限していたようだ。
フェイスブックのエンジニアの一人であるジャスティン・ローゼンスタインはあるインタビューで自らが開発したサービスによって人々に悪影響を及ぼしていることを後悔しているという旨の発言をしていたそうだ。
スマートフォンの長時間の利用は、目の前にいる家族や友人との直接のコミュニケーションを阻害し、睡眠不足を助長し、共感力や学習効率を低下させ、気分の落ち込む原因を作っているかもしれない。
もしネットショッピングやニュースチェック、ゲーム、SNS、健康管理、電子書籍などすべてをスマートフォンで管理している、またはスマートフォンを見すぎているのではないかと疑問に思ったら、ぜひスクリーンタイムでどれくらいの時間を消費しているのか確認してみてください。
今後の研究でどのような結果が出てくるにせよ、スマートフォンに使われるのではなく、スマートフォンを使って充実した生活を送るのために使用時間を減らす努力をしたい。
※この本を読んで正直怖くなりました。
スマートフォンに依存してるかもと思ったら、今後の生活を少し変えてみるきっかけに、この本をお勧めします(できれば紙の本で)。
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