年末大掃除の時期になる。これまで見ないふりをしていたあっちの汚れやこっちのぬめりに直面しなければならない。それどころか、引っ越しのためクローゼットや本棚の奥に潜む埃たちとも対面することになる。
掃除は嫌いな方ではないが、エネルギーの必要な作業だと思っている。けれど毎回これでは先が思いやられるので、掃除のハードルを下げてくれるような本を読んでみた。
掃除の苦手な人が書いた本で親近感がわく。加えて著者は時短家事の本を200冊も読み、そのエッセンスを1冊にまとめてくれている。大掃除に向かうための本というよりかは、大掃除になる事態を避けるべく、どのように掃除を日々の生活に取り入れていくかという観点で書かれている。
取り入れられそうなことをメモ
・自分にとって面倒くさいことに敏感になる
なぜ「掃除する」となると身構えるのだろうか?汚れに向かうのが嫌だからか、時間がとられるのが嫌だからか。きれいにした後はすっきりするので、掃除そのものにはメリットを感じているはずだ。モノをどかせたり掃除用具をそろえたりするところが面倒くさくて掃除自体を面倒くさいと感じているのかもしれない。であれば、ものをどかさなくていい状態に整理したり、掃除用具を手にしやすい配置に置くことで掃除へのハードルを下げることができる。本書ではスティッククリーナーのバッテリーを充電器から(別の部屋に置いている)クリーナーにセットするという一連の動作がネックであったため、充電プラグ式に変えて掃除のスタートをスムーズにする例が載っていた。
・汚れに合った性質の洗剤を使う
汚れには(1)あぶら汚れ(2)水垢汚れ(3)カビ汚れ(4)ほこりや砂の4つに分類できる。できるだけ汚れがついた早い段階で落とすことが重要らしい。こびりつき汚れは取れにくくなる。それぞれに最適な洗剤を使って楽に掃除することでストレスが減らせそうだ。本書では具体的に商品例も載っているので、参考になったものを購入するということもできる。これまで洗剤をなんとなくで使っていたけれど、種類を増やせば収納場所を取り、中途半端になくなった洗剤たちが棚にひしめき合っていた。この辺も改善できそうだ。
・温度、時間を味方につける
温水・冷水を使い分けたり漬け置きすることで、頑張ってこすらなくてもあっさり汚れが落ちる場合もあるようだ。「クエン酸パック」や「オキシ漬け」のようにしばらく放っておくという技を覚えようと思う。
・ついで掃除の習慣を身につける
お風呂に入るついでに一か所掃除する、お風呂を出るときにバスタブを洗う、トイレに行くついでに一か所クリーナーで拭くようにする。一気にやるとなればエネルギーが必要なことでも、毎日ちょっとだけ、しかも何かのついでにやるようにすると結果いつもきれいな状態にできる。
・管理の手間を減らす
モノをどかせることが大きなハードルなら、吊り下げ収納にして掃除しやすくする。掃除用具が家のあちこちにあるのなら、掃除する場所の近くに配置する、もしくは手の届きやすい一か所にまとめることで掃除までのアクション数を減らすことができる。管理の必要なものを減らすという観点から、本書ではトイレマット、トイレスリッパ、便座カバーなどを廃止した例が載っている。ない方が掃除しやすそうなので、早速これらは捨てた。
師走のあわただしい時期に、一気に掃除しようということ自体が間違っている。掃除の日を1日と決めてしまわずに、ついで掃除から始めていこう。
