Mikatsuの本棚

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日常の延長上にあるアウトドアと防災

アウトドアも防災も、どこか非日常感がある。普段の生活とはかけ離れていて、自然の中で楽しむアウトドアと、場合によっては家を離れて避難生活をする可能性のある災害、それに備えるための防災。それぞれに特別な道具が必要で、普段は家のどこかにしまわれている道具たち。けれど、特別なときに限定する必要はないのかもしれない。

日々の暮らしにアウトドアの要素を取り入れて生活されている寒川夫妻は、家でもハンモックで眠ったりキャンプグッズで料理をしている。庭先でキャンプをしたりアウトドアのワークショップを開催し、アウトドアの魅力を伝えている。東北大震災以後は「アウトドア×防災」をテーマに活動し、「防災キャンプ」のスキルや役立つ道具をこの本で紹介している。

電気もガスも水も当たり前に手に入ると思っているけれど、災害によってその当たり前が突然なくなることを多くの人が知っている。先日マンションで不意に数時間断水が起きたときでさえ大変心もとなくなったのに、非日常が急にやってきた時に落ち着いていられる自信がない。

では電気もガスも水も当たり前でないアウトドアに親しんでおくとどうだろう。災害時はキャンプとは違い決して楽しいものではないにせよ、ある程度の不便さや家の外でも使える道具に慣れておくと心持がだいぶ変わってくるのではと思った。