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阿佐ヶ谷姉妹の生活

阿佐ヶ谷姉妹は最初は本当の姉妹だと思うほどよく似ている。正直今もどっちがどっちかわからなくなる。同居生活を綴ったエッセイを読むと、見た目ほど二人は似ていなくて、それでもなんだかんだ上手くいっている様子がおもしろい。

阿佐ヶ谷姉妹は毒気がなくて、タイトルの通り「のほほん」としているイメージがあった。表紙からはなんとなく優雅な生活をしているのかと想像していたけれど、エッセイに書かれている生活は、庶民的でリアルだった。

阿佐ヶ谷姉妹それぞれが交代でエッセイを書いている。顔こそ似ているが、性格は全く違う。姉のえりこさんは犬タイプ。人と一緒にいるのが苦にならず、家事もこなせる。細かいことはあまり気にしないが、匂いに敏感。妹のみほさんは猫タイプ。生活ではえりこさんに頼る場面もあるが、あまりに一緒にいすぎて「えりこ過多」になるとしんどくなるという。お互いに物申したくなることもありながら、違いを許容し一緒に生活している。布団問題、ピンクドレス秘話、ご近所さんに助けられている話、同居からお隣同士になるまでの話、どれも「のほほん」としていて安心して読める。

こういうちょっと一緒にご飯を食べたり、性格は合わなくてもどこか気の合う隣人がいるのはうらやましい。